思いがけず転職を余儀なくされました

大手電機メーカーにエンジニアとして就職し、
自分の天職に巡り合えたと、仕事に20数年間邁進してきました。

特別に出世に固執していた訳ではありませんが、仕事の成果が評価され、
技術部門の管理職になり、このまま定年退職を迎えるのだろうと思っていました。

そんな時に、電機業界全体が不調となり、私の勤務していた会社も巨額の赤字を計上し、
早期退職等のリストラや大規模な組織再編が行われました。

その中で、肩たたきには合いませんでしたが、
思いがけない転勤を命じられました。

その時、所属していた事業部のトップは、
私の担当していた商品の大ヒットを背景に
事業部トップに登った人で、押し上げたのはある意味私でした。

しかし、その事業部のトップが私の存在が疎ましく、
組織の再編に乗じて私を事業部から体よく追い出したのです。

転出先も技術部門でしたが、開発設計ではなく、
技術管理的な仕事を行う部署で、
まだまだ現役エンジニアとして情熱を持っていた私はショックを受けました。

転勤後も、その気持ちは消えず、
可能なら開発設計の現場で活躍できる会社への転職を考えるようになりました。

その時に偶然見たサイトが看護師未経験というもので、
経験のない世界への視野が広がるのを感じました。

そんな気持ちから、いくつかの転職サイトに登録していました。
ある時、そのサイトから子供向けの様々な商品を扱う企業で、
大手メーカーのOB等を自社ブランド製品の開発技術者を求めている紹介を受けました。

収入は大幅に減少しますが、大手企業で次第に窓際族となり、
いずれは肩たたきに会うのなら、思い切って長く勤められる企業で
現役エンジニアとして活躍できる道を選ぼうと転職を決断しました。

この選択は間違いではなかったと時々感じるほど、
元の会社では定年退職の60歳を過ぎた今も、活き活きと働かせてもらっています。

大手企業であっても今日では安泰とは言えず、
そんな中で飼い殺しになるなら、
自分の能力を発揮できる道を選ぶ転職も考えるべきだと思います。